裏通り

まだ、朝早くて誰もいない路地の片隅で、君を見つけたときは、嬉しかったよ。

でも君は、ボクがここから一歩近づいただけで、あっという間に門の下から逃げてしまったよね。

汚れちまった君へ

汚れてしまった君だけど、顔だけはきれいだから、余計に目立つよね。

君は全く気にしていないようだけど。

コンパクト

君は、ずいぶん狭いところに乗っているんだね。

窮屈そうだけど、そこが暖かいのかな？

強運

ここで、君に会うことができるとは、ボクはラッキーだったみたいだね。

この運が続くことを願っているよ。

現場

現場に足を運び、状況を確認する君。

いったい現場では、何が起こっているのか、冷静な判断が必要だ。

そして君は、いつでも正しい判断を下すということを、ボクは知っているよ。

策略

君は、急にごろんと寝転がり、「ほら、かわいいでしょ。」とポーズをとっていたね。

でも、写真に残った君の眼を見ると、まんまと策略にはめられたような気もするよ。

叫び

とても朝早くから、君は何かに向かって大きな声で叫んでいたよね。

それが何なのか、ボクには確認できなかったけど、それで良かったんだと思うことにするよ。

巡回

早朝の巡回をしていた君の後姿をみかけたよ。

ボクは、こっそり後についていったけど、当然、君は気が付いていて、すぐにボクが入れない隙間に消えていったね。

瞑想

君は、そっと目を閉じて、静かに何かを感じているみたいだったね。

それとも、雲に隠れた太陽の方を向いて、わずかな切れ間をじっと待っていたのかな。

ロックオン

幹の陰から、君はターゲットをじっと見つめていたよね。

昔は、君も俊敏で何度か捕らえていたけど、今のその体型では難しいと思うよ。

君の瞳に完敗

君の瞳の美しさに見とれてしまったボク。

完全にボクの負けだよ。

花壇の君

きれいな花壇の中で、そんな顔をしていたら似合わないよ。

君の笑顔はかわいいのだから、もっと笑ってごらんよ。

上からおはよう

君は、高いところから、おはようのあいさつをしてくれたよね。

朝日がまぶしかったけど、風もなくて暖かな日だったね。

待ちわびて

君たちは、そんなところに集合して何をしているのかな。

次の電車が到着するのを見守っているのかな、それとも大好きなおじさんが来るのを待っているのかな。

秘密基地

こんなところに、君の秘密基地があったとは、今まで気が付かなかったよ。

ここなら、寒い日でも快適に過ごせるよね。

縄張りチェック

そうやって君は、今日も縄張りの確認に余念がないんだね。

ご苦労様。

進め進め

君は、足早に光が差す方へ進んで行ったよね。

そう、光差す場所を目指して、ひたすら前進あるのみだ！

盛りだくさん

おやおや、君はずいぶんと小道具がてんこ盛りの場所にいるね。

君の視線が訴えていたから、近づくのはやめて撮らせてもらったよ。

ひっそりと

こんなところに君がいるなんて、考えてもみなかったから、道の反対側を足早に歩いていたボクは、もう少しで通り過ぎるところだったよ。

初対面なのに、気さくに撮影に応じてくれて、ありがとう。

夜の残り香

冬の早朝は、まだ、そこらに夜の気配が残っているよね。

きっと夜通し遊んでいた君は、人通りが増えてくる前には、寝床へまっしぐらかな。

まだ暑かった頃

まだ、暑かった頃に撮らせてもらった君の写真。

アスファルトのひんやりした感触が気持ちよかった日が懐かしいね。

あれから君のところへは行っていないけど、きっと元気にしているよね。

ぬくもり

ぬくもりが恋しい季節。

君たちは、どちらからともなく寄り添って、お互いの体温と、太陽の日差しで寒さをしのいでいたよね。

汚れちゃったわね

君は砂の上に身体をこすりつけて、四色の猫になっていたね。

「汚れちゃったけど、気にしないわ」と君は、さらに砂の上で気持ち良さそうに、転がり続けていたよね。

黒鉄

突然現れた君は、ボクの方には目もくれず、足早に線路を横断していったね。

あっそうそう、今年もよろしくね。

笑顔の君

正月の青空の下、日差しで暖まった幹に寄りかかり、君は素敵な笑顔で迎えてくれたね。

ボクも新年から笑顔になることができたよ。

初夢の中

正月から夜更かしをした君は、ポカポカの日向で熟睡していたね。

夜を待たずに、君は初夢の中なのかな。

きっと楽しい夢なんだろうね。

わかれうた

君の、その姿を見たときに思わず頭の中をよぎった言葉があるんだ。

きっと君は、呼び続けていたんだよね。

北風と太陽

落ち葉と砂埃が舞い踊る強い北風、そして優しく柔らかい太陽の日差し。

君は、真っ白な体で暖かな光を吸収しているけど、細い毛並みは風にあおられて大きく波打っていたね。

立っているのがやっとなので、ボクも今日は早々に退散させてもらうよ。

昼下がりの天使

元日の昼下がり、いつもより人が多い公園の片隅で、君はいつも通りにくつろいでいたね。

午後の日差しを浴びながら、まどろむ君は、まるで天使のように見えたよ。

遠くに聞こえる子供たちの声も、ここにいると心地よいBGMになるんだね。
今年も、君とボクの良い関係が続きますように。

朝日に向かって

新しい年が来たね。

君は朝日に向かって真っすぐに進んでいくんだね。

さて、今年はどんなことが待ち受けているかな。