2018年7月7日土曜日
■写真展物語 第3章 第7話
【レイアウト】
展示する作品、27点が「ほぼ」確定したので一安心ですが、次にやることがあります。
そう、展示レイアウトの検討です。
写真展をするときに、個人的に最も楽しいと思っているのが「展示作品セレクト」、次いで「展示レイアウトの検討」です。
つまり、今が一番楽しまなくてはいけない時期、楽しまなくては損な時期ということになります。
そのため、恒例のやり方、「縮小した写真を表計算ソフト上で配置する」ということを楽しんでいます。
今回は、「ほぼ」同じ長さの壁面が通路を挟んで2面のみ、片面が1段、もう片面が2段と決めたので、それほど悩みどころはなく、並び順だけがすべてです。
ただ、欲張って片側をオール2段、しかもA2サイズにしたため、少し窮屈な感じになりそうなのが心配です。
過去2回の個展では、撮影場所ごとにグルーピングして、各コーナーで統一感を出してきました。今回に関しては、ミニギャラリーということで展示枚数が、今までの半分程度になっているため、グルーピングしても2~3枚になってしまい、まとまりがありません。
そこで、まったく逆の発想にしました。
なるべく「統一感が出ない」ように、「バラバラになる」ように配置することで、『似たような写真というイメージを抱かれない』ことを目指しました。
もともと、今回の展示が決まったとき、フジフイルム担当の方から伝えられたのが「背景も含めて、似たような雰囲気の写真が多いので、枚数を絞ってミニギャラリーで。」ということでしたから、何とかそこを覆す努力をしています。
バラバラにするというのも簡単そうに思えますが、けっこう難しくて、何度も並べ替えています。
1段の壁面は、左右だけ、せいぜい隣の隣までを気にすれば良いので、それほど苦労しません。しかし、2段の壁面は、上下左右斜めを考える必要があるので、バラバラ感を出すには、なかなか頭の体操になります。
並べて見ていると、人が写っているというだけで、今までの私の展示写真とは、かなり違う雰囲気になっている感じがします。
猫写歴15年目にして、ちょっとだけ自分の殻を破れたような気がしています。
みなさんにも、そんな写真をプリントでご覧になっていただけたらと思います。
ラベル:
FUJIFILM X-T2,
FUJINON XF56mmF1.2 R,
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午後,
公園,
写真展物語
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